次回妊娠での切迫流産・切迫早産安静生活を見越した引っ越し先は?賃貸物件探しのポイント

しばらく物件購入の予定がなく、賃貸の更新期限が迫っているなどの理由で引っ越しを考えている場合もあるでしょう。

もし次回の妊娠を希望している場合、物件購入であれば切迫安静のことを基準に一生物の買い物を左右するのは難しいですが、賃貸物件であれば、その他の条件が許せば切迫流産・切迫早産安静生活を繰り返す可能性も加味して引っ越し先を選ぶのも一つの方法です。

切迫流産・切迫早産安静生活を見越した物件の立地条件

まず大切なのは物件の立地です。通勤に便利、買い物に便利、駅近といった通常の条件に加え、以下の点も加味して確認してはいかがでしょうか。

パパにも便利な保育園・幼稚園との位置関係

切迫安静中は、上の子の園の送り迎え問題がのしかかります。

上の子が通うであろう保育園・幼稚園が自宅の近くにあるかどうかを考えましょう。できれば、最寄り駅と自宅の間に複数の園がある立地が望ましいです。上の子の年齢によっては、悪天候の日を含めてなかなかスムーズに移動してくれるとは限らないためです。

もちろん希望した園に入園できるとは限りませんが、選択肢の広さから可能性をより感じる立地に決めておくことはできます。切迫流産・切迫早産安静生活のことがなかったとしても、園との位置関係に満足していれば生活に余裕ができます。

実家・義実家の近居とする場合は慎重に

切迫流産・切迫早産安静中に実家・義実家の手を借りる場合は、できれば実家・義実家の近くの立地であると助かるでしょう。両親や義両親から近居を求められる場合もあるかもしれません。

ただし、一度近くに住んでしまえば、「あとは妊娠はしないから」と遠ざかって引っ越しするのはかなり難しくなります。そのため、実家・義実家との関係が極めて良好で、切迫流産・切迫早産のことがなくても近居の予定がある場合に限った方がいいでしょう。

たとえ遠距離でも、安静生活は一定期間のことなので、通いなどで手を貸してもらうことは可能かもしれません。民間や自治体のサービスを合わせて利用することも視野に入れながら、冷静に判断しましょう。

今回の病院に通える範囲で引っ越し先を探す

可能であれば、今回の切迫流産・切迫早産で通院・入院している病院に通える範囲で引っ越しを検討しましょう。今回の履歴がある病院の方が話が早いですし、慣れた環境の方が2人目以降の余裕を感じることができます。

管理人は1人目出産後に引っ越しました。引っ越し先の近くに別の大きな病院もありましたが、タクシーで1人目のときにお世話になった病院にかかり、2人目、3人目を管理入院を経て出産しました。リピーターの強みで慣れた環境で過ごし、なじみの看護師さんたちに囲まれて、とても心強かったです。

今回の病院の通院圏内が難しい場合は、機関病院への通院が可能かどうかを確認する

転勤などの事情で、今回の病院の近くに住む選択肢をとれないことも多いと思います。その場合は、切迫妊婦を受け入れられるような大学病院などの機関病院がある程度近くにある立地だと、通院時や入院時、パパの日々の面会などの場面で助かります。

切迫流産・切迫早産の兆候が現れてからの通院を考え、公共交通機関によるアクセスだけではなく、マイカーやタクシーによるアクセスを重視しましょういずれ子どもの病気・ケガなど不慮の事態があったときでも、大きな病院へ通いやすい立地は助かります。

マイカーがない場合は、玄関先にタクシーを呼べる物件を選ぶ

自宅安静中の通院は、マイカーがない場合はタクシーでの移動がおすすめです。タクシーを玄関先まで呼ぶことができる立地ならば問題ありません。

もし玄関が狭い路地に面しているなどで、タクシーへの乗車が可能な地点まで徒歩での移動を余儀なくされる場合は、遠かったり、階段を挟んだりといった立地だと負担が多大なものとなってしまいます。

お世話になるであろう病院までの移動ルートを頭に入れて、物件周辺の状況も念入りに確かめましょう。

切迫安静生活を見越した物件の構造

通常であれば生活に不便を感じない物件でも、切迫流産・切迫早産の自宅安静となれば不都合な物件があります。その他の条件が許せば、この辺りも加味することをおすすめします。

エレベーター付きの物件か1階を選ぶ

アパートなどでエレベーターがない物件の場合は、自宅安静時に非常に不安な要素となってしまいます。自宅安静時も通院の必要がありますし、階段での移動は避けた方がいいからです。

エレベーターがない物件の場合は1階を選ぶなど、階段を使わずに玄関までたどり着ける物件を選ぶといいでしょう。

3階建の狭小住宅は自宅安静時には不便な場面がある

都会によく見られる3階建の狭小住宅は、リビングが2階、トイレやバスルームが1階と、階が分かれています。

自宅安静時に生活動線の中に階段があるのは好ましくありません。そのため、一定期間は1階の部屋に陣取って食事を持ってきてもらうなどの対策の必要が出てきます。

一定期間のことなので、物件購入の際はそこまで加味して狭小住宅を避ける必要はないと思いますが、もし借家という形であれば、ワンフロアにリビング・キッチン・トイレ・バスルームがそろうマンション・アパート・戸建ての方がおすすめであると言えます。

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#切迫流産切迫早産の恐れがある次回の妊娠対策