切迫流産・切迫早産自宅安静での負担を減らす過ごし方①家事・育児はパパに「丸投げ」する

食事の用意・掃除・洗濯といった家事や上の子の入浴などの世話は、極力パパにお願いしましょう。自覚症状がないからといって「これくらいなら大丈夫」は禁物です。

パパが激務でなかなか手が回らないという場合でも、家事代行サービスの手配、サポートしてくれる両実家との窓口役、宅食などでの食事の調達など、上体を起こして作業するのも好ましくない安静中のママではなく、パパができることは必ずあるはずです。

経過が悪化し入院、そして最悪の事態となれば、結局は家族の負担に直結してしまいます。お腹の赤ちゃんだけではなく、家族を守るためにも今は安静に徹し、家のことはパパに「丸投げ」してしまいましょう。

家事・育児のこだわりをパパに要求しない

パパに家事や上の子の世話をやってもらう場合、気を付けたいのは日々のママのこだわりを要求してしまうことです。

「お皿を洗うスポンジは分けて…」
「バスタオルは一度使ったら必ず洗って…」
「子どもにYoutubeは見せないで…」
「子どもは絶対にこの時間には寝かしつけをして…」
ママの中のこだわりやルールもあることと思いますが、パパにはパパの生活リズムがあります。即座にママのこだわりを再現するのは難しいものです。

自分が動けないもどかしさから、ついつい司令塔のように口出しをしたくなっても、ここは一定期間のことと割り切り、パパのやり方を尊重しましょう。それが「丸投げ」してしまうということなのです。

どのみち出産後は、これまでのペースでは家事や上の子の育児をこなせなくなります。この機会にパパの意見を取り入れて、普段の不要なこだわりに気づき、日々のルーティンを減らすのもいいでしょう。

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パパの言葉が不満でも一呼吸おく

パパは日々の仕事をこなしながら、突然動けなくなったママに代わって新たな役割を引き受けることとなります。責任感やキャパオーバーから、ついつい不用意な言葉を発することもあるかもしれません。

カチンとくる言葉があったとしても、パパからすれば悪意はないことがほとんどです。

ママも、今後育児という重圧がかかると、イライラを表に出したりパパにあたってしまう場面があるでしょう。これまでの役割に加えて大きな役割を担おうとすれば、多少のひずみが生じるのはお互い仕方ないことなのです。

「私のせいで、申し訳ない」と卑屈に思う必要はありません。切迫流産・切迫早産はママのせいではありませんし、2人の赤ちゃんのために必要な協力体制があるのです。

今は「非日常」なのです。もし傷ついたり、腹が立ったり、といった局面があっても、落ち着いて一呼吸おいてから、必要なこと、理解してほしいことを冷静に伝えるようにしましょう。

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宅食サービスの利用など、アウトソーシングも積極的に行う

仕事をしながらのパパでは、物理的に家事のすべてを抱え込むのは難しい場合があります。それでも、パパを主担当としてアウトソーシングの手続きをすることはお願いしていいでしょう。

ハウスクリーニングなどの家事代行サービスを手配してもらったり、家にいるからと無理はせず、上の子のお世話についてもベビーシッターサービスや自治体のサービスをフル活用しましょう。

食事については、上記サイトから登録して宅食サービスを頼むのがおすすめです。レンジでチンするだけならば、キッチンに立って調理するより身体の負担が少なくて済みます。管理人はベッドサイドに電子レンジを設置していました。

栄養面でも、妊婦や上の子たちの栄養面でも、こうした管理栄養士が計算したメニューを食べた方が安心でした。冷凍タイプだと安静中に冷凍庫がいっぱいになってしまうので、常温タイプと併用できる点がおすすめです。

ただし、お互いの実家を頼るときは要注意です。夫婦間でさえ、価値観の違いが露呈したり、不満が募ったりという「非常事態」の時期です。そこに世代が違う両親・義両親が参入することで、思ってもみなかったトラブルやストレスに発展することもあります。

気兼ねなく依頼したいのであれば、お金をかけてでも民間や自治体のサービスの利用を検討しましょう。

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休日は上の子をたくさんお出かけに連れて行ってもらう

上の子がいる場合は、休日は近所の公園などでいいので、たくさんパパに連れ出してもらいましょう。

在宅だとどうしても子どもはママのところに来て色々と要求してきますが、子どもに求められるままに無理して身体を動かす遊びをするのは厳禁です。

子どもが理解できる年齢かどうかにもよりますが、子どもの要求を断るストレスや、それで泣かれたり愚図られたりする辛さは深刻なもので、ママが追い詰められてしまいます。ママと物理的に距離を取ることもときには必要なのです。

子どもがママのところに行くのを防ごうとするパパにとっても、つらいでしょう。

外遊びで体力を使ってもらえば、あとは折り紙やお絵描きなど、寝ながら相手できる遊びに持ち込みやすくなります。昼間にたくさん運動させることで寝つきもよくなるので助かるでしょう。

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上の子に禁断の育児グッズを解禁する

どうしてもパパのみで回らない場合もあるでしょう。そんなときは、普段は忌避していたとしても、一定期間のことだと割り切ってYoutubeやテレビゲームなどを与えてしまっても構いません。

長時間メディア漬けになる子どもを見て罪悪感を覚えるかもしれませんが、すべては家族のためです。お腹の赤ちゃんを無事に出産できるかどうかが、今後の上の子の生活にも大きく関わってくるのです。

中毒性を心配するかもしれませんが、「ママが出産するまでの間だけだよ」と言い聞かせれば、突然必要なくなったからと取り上げるよりも、小さな子どもでも理解しやすくなります。

ママが一緒に遊べるようになってから、再び禁断の育児グッズを封印すればいいでしょう。

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