切迫流産・切迫早産入院生活に便利な入院準備品のポイント

切迫流産・切迫早産の管理入院で用意しておくと便利な入院グッズのポイントを紹介します。産後入院だけの場合と違い、長期間の入院生活をできるだけ快適なものにする視点が必要です。

切迫の兆候があってから余裕があれば、事前に無理なく揃えておきましょう。診察時に入院指示があったり緊急入院となった場合でも、パパに連絡して入院グッズをスムーズに持参してもらえます。

自宅安静時の通院の際は、パパが面会に来れるまでの間に必要な最低限のグッズを持参する

自宅安静時の通院の際は、「次の診察から切迫流産・切迫早産管理入院指示になるかもしれない」という見通しがたつと思いますので、パパが面会に来れるまでの間のグッズを持参して通院しましょう。

診察に来た足で入院すれば、一度荷物を取りに戻ったりする手間が省けますし、身体の負担をその分減らすことができます。また、切迫流産・切迫早産の状態によっては一度帰宅することすらできなくなる恐れもあります。

ただし、腹圧がかかるほどの大荷物を抱えて移動するのは避け、スマホの充電器・ショーツ・歯ブラシ・紙コップなど、一晩程度しのげる最低限のグッズのみに絞りましょう。

Wi-Fiをレンタルする

入院中の生命線となるスマホですが、長期間Wi-Fiなしでは速度制限がかかってしまいます。長期間に及ぶ切迫流産・切迫早産入院では必須と言えるでしょう。

レンタル期間は正期産までにするといいでしょう。

歯ブラシは多めに用意する

歯磨きの際に、土足でも歩行する病院の床に落とすことがあります。

一本しかないともう歯を磨けなくなり1日たりとももたなくなりますし、歯ブラシ1本の調達でさえ、面会客に依頼したり売店で購入しなければならなかったりと、思わぬ負担を招きます。

歯ブラシは不慮の事態に備え、多めに用意しておきましょう。

コップは使い捨てにする

歯磨き用のコップなどは、使い捨ての物をいくつか用意しましょう。

長い入院生活ですが、洗剤やスポンジを用意して洗面所で洗うのは負担ですし、荷物も増えるからです。使い捨てにすれば、一定期間使ったら惜しげもなく捨てて新しい物を使えます。

マタニティショーツは多めに用意する

着替え類の中で、マタニティショーツは最も多く数を取り揃えましょう。

妊娠中はおりものの量が増えて清潔が大事になります。シャワーや着替えの頻度を下げるにしても、ショーツだけは毎日交換したいところです。

逆に、羽織るだけのマタニティパジャマやズボンは、そこまで汚れないので着数は少なくて構いません。

制汗剤を用意する

病室の温度は高めであることが多いため、シャワーを制限しているとワキガが匂い出します。シャワーや身体拭きの後に使用することで、少し快適になります。

ボールペンを用意する

書類記入の際に必要です。各種同意書など、入院中から記入を求められる場面があります。

看護師に借りてもかまいませんが、誰から借りたか忘れたり名前が出てこなかったりなど意外に手間になるので、自分用のボールペンを用意しておいた方が便利です。

ナプキンを持参しておく

入院中に出血があった場合、看護師からもらえることもありますが、持参している場合は気兼ねなく使えます。

産後用のものは病院からの支給があると思うので、普段の夜用の生理用ナプキンでかまいません。

スマホの充電器は長めの物にする

ベッド上にプラグがある場合、短いと横になったときに届かないことがあります。スマホをいつでも充電しながら手元における安心感は大きいです。

乾燥対策で目薬・リップクリーム・ハンドクリームなどを用意する

病室はしばしば乾燥しているため、目薬で目を潤わせたり、手や唇などにかゆみがでた場合に塗れるようにしておきましょう。

手荒れがひどい場合は、看護師に相談すれば薬を処方してもらえます。

ペットボトルストローを用意する

入院中に出産となった場合に必須です。また、切迫流産・切迫早産安静中から横になったままペットボトルから水分補給できるので重宝します。

爪切りを用意する

長期間の入院となると、爪切りが必要です。家にあるのに売店で購入すると無駄になりますので、可能であれば持参しましょう。

貸出の手間を省きたい場合は、ドライヤーを持参する

病院で貸し出しがある場合が多いドライヤーですが、シャワー室より遠い場所で貸し出している場合などは、持参することで移動の負担を減らせます。また、風力が物足りない場合なども、使い慣れたドライヤーを使った方がいいでしょう。

スキンケア用品は最小限にする

普段はたくさんのスキンケア用品を使っていても、入院中はかさばりますし、上体を起こした作業は極力短時間で済ませたいところです。

入院中はメイクもしませんし、許せる範囲で減らし、1本で化粧水・乳液・美容液といった機能がそなわるものを選ぶのもいいでしょう。

デジカメやビデオカメラを充電器とともに持参する

そのまま出産となった場合に必要です。ただし、立ち合い出産でない場合は、ビデオカメラの撮影までは対応が難しいです。

デジカメがあると、万が一、感動の瞬間にスマホの充電が切れてしまっていても代替となるので心強いです。