切迫流産・切迫早産の後遺症!?産後に渡る影響5選

切迫流産・切迫早産は、出産もしくは正期産到達で卒業となります。

しかし、切迫流産・切迫早産となったことでの「後遺症」とも言える状況が考えられます。これらは安静中から気を付けることで回避したり、捉え方一つでプラスに変えることができます。

切迫流産・切迫早産安静中に寝たきりスマホで視力が低下する

切迫流産・切迫早産安静中は寝たきりで膨大な時間を潰すこととなります。不安と相まって、ネット検索を繰り返しているうちに目がスマホに釘付けとなってしまい、視力が低下してしまう恐れがあります。

スマホをいじる時間帯を決める、夜間など暗いところでスマホをいじらない、閲覧するサイトを決めてあれこれと見過ぎない、などの工夫が必要です。

使い方を誤らなければ、スマホ自体は切迫妊婦にとっては非常に心強い味方です。寝たきりでも出産準備ができますし、面識がある人からない人まで含めてあらゆる人々と寝たきりで交流できるツールです。切迫流産・切迫早産入院中も使えますし、起き上がらなければ閲覧しにくいパソコンよりも使い勝手がいいです。

安静解除後に体力は戻りますが、視力は戻りません。スマホと上手に付き合って、切迫流産・切迫早産安静生活を乗り切りましょう。

切迫流産・切迫早産の知識がない義両親など、親世代とのしこりが残る

ネットで情報収集ができなかった親世代は特に、自分の経験がすべてとなりがちです。自分が経験していなければ、「切迫流産・切迫早産」の言葉の意味すらも分からない人が多いのです。

そうした無理解から、ママと同年代の人であれば考えられないような言葉が悪気なく飛び出したりすることがあります。

この時期に言われた言葉というのは、長年忘れられないものとなってしまいます。子どもが無事産まれて孫をかわいがる姿を見ても、「あのとき、あんな言葉を言われたのに…」などと思い出してしまい、親世代との壁になってしまうことが考えられます。

しかしこうしたことは、切迫流産・切迫早産に限りません。両親や義両親以外でも、「母乳じゃないと」、「3歳まではママがお家で見ないと」、「一人っ子はかわいそう」などなど、世代間で異なった価値観を目の当たりにする機会はこれからたくさんあります。

切迫流産・切迫早産安静中や乳幼児の育児中に、親世代にまで寛大な心を持って対処するのは大変なことです。無理に理解しようとしなくてもいいので、ストレスであれば上手に距離を置いたり、パパに間に入ってもらったり、Twitterなどで愚痴を吐き出したりしてやり過ごしてもかまいません。

自分が子ども世代にそうした言動を繰り返して嫌な思いをさせないように心がければいいのです。反面教師にすることで、切迫流産・切迫早産の「後遺症」をプラスに変えてしまいましょう。

切迫流産・切迫早産に理解が得られなかった友人と疎遠になる

同世代の友人であっても、やはり無神経な一言が飛び出ることはあります。親世代であれば「時代が違うから仕方ない」と思えても、自分と同年代だと「どうしてそんなことを言うの?」と思ってしまいがちです。

切迫流産・切迫早産入院中であることを伝えたのに「マタニティライフ、思いっきり楽しんでね!」、切迫流産・切迫早産安静だったことを話したときに「無理するから安静になったんじゃない?」、「〇〇さんは細いから入院になっちゃったのかな」、「入院で上の子と離れるなんて考えられない、私だったら絶対嫌だな!」などなど、「???」なことを言われることはままあります。

ただし、たまたま切迫流産・切迫早産安静という局面だったからこそ露呈したことで、よくよく考えてみれば、普段からすれ違いがある人だった、ということが多いです。

末永く付き合えるような友人であれば、切迫流産・切迫早産安静の局面でも言ってほしくないことは言わないでいてくれたり、あるいは、こうしたことを言われても「友人には切迫流産・切迫早産の経験はないのだから仕方がない」と気にならなかったりするものです。

無理に理解を示そうとしなくても、切迫流産・切迫早産安静中のことが原因でもやもやしたり疎遠となるなら、元々それまでの縁だったのだと思いましょう。

また、興味本位でそうした話題に何か言いたがる知人や同僚などがいたら、単にワイドショーを見たい、くらいしか相手は思っていません。それで悩むのは疲れるだけなので、適当にあしらいましょう。

切迫流産・切迫早産を繰り返すのを恐れて次回の妊娠計画に支障が出る

切迫流産・切迫早産を繰り返すかどうかは、人によります。中には、前回の妊娠ではなんともなかったのに今回は…という人もいます。ただし、やはり経験がない人と比べれば、再び安静生活となる確率は高いと言えます。子宮奇形など明確な理由があればなおさらです。

初産のときとは違い、次回の妊娠からは上の子の世話を考えながらの安静生活になります。仕事のあるパパがフォローできるのか、預け先はあるのか、実家はどこまで頼っていいのか、上の子のメンタルが心配…などという問題が出てきます。

そしてママの仕事についても、突然休職することになったり、求職活動に支障が出たりといった影響が考えられます。収入の低迷も今後の家族計画にはマイナスになりかねません。

切迫流産・切迫早産の経験がなければ、勢いで次の妊娠まで考えていたかもしれないところを、こうしたことが原因で踏み出しにくくなるかもしれません。

しかし、安静生活を警戒するあまり次回の妊娠まで間をあけようとすると、加齢による妊娠率の低下が考えられたり、2人目出産後にどうしても3人目がほしくなり、そのときに年齢のリミットが迫り後悔することも考えられます。

上の子の成長と安静生活との兼ね合いについては答えは一つではありませんが、主治医に相談の上適切な時期を見極めて、パパと知恵をフル動員して次回の妊娠に向けての計画を練りましょう。その際はぜひ、anmataも参考にしてください。

医学的な理由でストップがかからない限りは、切迫流産・切迫早産を理由に希望を諦めてしまい後悔するのは避けましょう。

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#切迫流産切迫早産の恐れがある次回の妊娠対策

切迫流産・切迫早産安静をきっかけに周りの妊婦への接し方が変わる

切迫流産・切迫早産安静生活を経験してしまうと、周りに妊婦がいると「あんなに動いて大丈夫なのか」とハラハラしてしまうことがあります。

切迫流産・切迫早産になる前提で脅すようなことを言うのは困りものですが、安静のことを一つの経験談として話したり、適切に妊婦を気遣うきっかけになったと思えば、辛い経験も無駄にはなりません。

また、職場やママ友などで切迫流産・切迫早産となった人がいたときに、経験者として理解を示してフォローすることができたら素晴らしいことです。

「後遺症」とネガティブに捉えずに、経験を前向きに捉えていきましょう。