ママの切迫流産・切迫早産安静中にリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)!家庭内「緊急事態宣言」中に切迫プレパパができること

パパがリモートワークで自宅で仕事をする場合、切迫流産・切迫早産の自宅安静中であったり入院中のママをサポートする余力ができることでしょう。

しかし、ただでさえリモートワークは、夫婦の絆が試される生活様式でもあります。ましてや、今は家庭内の「緊急事態宣言」中です。一歩間違えば、距離が近い分ママの逆鱗に触れる危険性もはらんでいるのです。

ここでは、リモートワークで浮いたパワーを効率的にママのサポートにあてることで、ママの感謝を引き出し今後の家族関係を良好にするポイントを考えましょう。

ママが異変を訴えてきたときは仕事を切り上げ、ママの対応を最優先に動く

リモートワークと言えど、仕事中です。プライベートのことで動くのは躊躇するかもしれません。

しかし、ママが「出血があった!」などと訴えてきても、「いまWeb会議中だから、ちょっと待って」などと後回しにすることは決してせず、即座に病院に連絡するなどママを最優先に切り替えて動きましょう。

職場でも、仕事中に同僚が体調の急変を訴えてきたとしたら、仕事より救命が第一優先となるはずです。それと同じことです。

世のパパは、どういうわけかママの体調不良を「大したことはないはず。」と捉えがちです。ママが体調不良となれば自分の負担が増えるため、無意識のうちに脳がストレスを回避しているのかもしれませんが、切迫流産・切迫早産の局面では、そのような発想は捨てましょう。大げさに捉えるくらいでちょうどいいのです。

パパにとっては大事な仕事中でも、ママにとっては「家にいるパパが自分の一大事を優先してくれなかった。」という方向で刷り込まれてしまいます。「パパが家にいても意味がなかった。」となりかねないのです。これではせっかくのリモートワークが裏目に出てしまうだけです。

上司や同僚には現状を報告しておき、「万が一のときは仕事を中抜けするかもしれません。」と事前に伝えておくことも配慮のうちです。

自宅だからとだらだらせず、真摯に業務に従事する

外に働きに出ている場合、それだけでママには「パパは仕事をがんばっている(から、多少のことには目をつむらないと)。」と思ってもらえます。

しかしリモートワークでは、その化けの皮は簡単に剥がれ落ちます。職場の目がないのをいいことに暇さえできればスマホをいじったり、zoomで映す場面がないからとパジャマのまま姿勢も正さずにいたり、明らかにサボっている様子を目の当たりにしては、ママとしては同じ空間にいるだけでストレスです。

業務中は、ママの容態が一番であるということは頭の中におきながらも、信頼できる仕事への姿勢を心がけましょう。

「通勤時間分はすべて残業に」「浮いた時間は趣味の時間」では意味なし。効率的に仕事を片づけ、家事の時間を捻出する

リモートワークの長所は、なんと言っても通勤時間がかからないことです。浮いた時間を残業にあてたり、自分の趣味の時間に費やせるようになったプレパパもいるかもしれません。

しかし、リモートワークをいいことに自分の都合だけで動いていては、ママの不満につながります。ママは今、お腹の赤ちゃんのために思うように身動きがとれず、普段にもましてパパの行動が目に付きやすい状態なのです。

そこで、リモートワークを始める直前まで食器を洗う、リモートワークが終わったらすぐに洗濯物をたたむ、といった家事へのフットワークの軽さを見せましょう。恩着せがましい言葉を使わなくても、クルクルと家事に立ち回るパパの後ろ姿を、安静中のママはきちんと見ています。

ママが入院中の場合は、業務終了後にすぐにLINEで一報を入れ、「リモートワークだし、家のことはまかせて!」という姿勢を伝えましょう。コロナ禍において面会に制限があっても、パパが自分のことを一番気にかけてくれる、という雰囲気は、ママはしっかり感じ取ってくれます。

切迫流産・切迫早産を卒業しても、今度は育児が待ち受けています。これから「リモートワーク×イクメン」のスタイルを確立するにあたって、今は絶好の準備期間であると前向きに捉えましょう。

自宅安静中のママに用事を頼まず、自分で動く

ママが自宅安静中の場合、ついつい「今日のお昼は○○がいいな」「ちょっと、コーヒー淹れてきてもらえる?」などと、小さな用事を頼んでしまう、などということがあってはなりません。

パパの指示で動いたことで経過が悪化すれば、将来に渡る赤ちゃんへの影響を引き起こす結果につながりかねません。そのことは常々肝に銘じましょう。

パパは「大きな長男」でいてはいけません。「パパがいても助けになるどころが負担が増えるだけ。外に働きに出てもらった方がいいのに。」などと思われてしまったら、立つ瀬がないというものです。

リモートワークだからこそ、マイナス面が目に付きやすくなります。育児が始まってからも、パパはママに甘えず、自分のことは自分でやりママの負担を増やすことがないようにつとめましょう。

出産準備に早めに着手する姿勢を見せる

切迫流産・切迫早産のママは、出産予定日を待たずに出産することも多いものです。そこで、リモートワークで浮いた時間で、早めの出産準備を進めましょう。

もちろん、ママの意見を聞きながら、ママの好みも反映した買い物をすることが大事です。パパはオンライン会議にのぞむ資料を用意するつもりで、ママの判断材料となる情報を集めておくといいでしょう。

ベビーベッドの組み立てや、部屋のレイアウト変更といった立ち仕事・力仕事は、パパの腕の見せ所です。ママの意見を聞きながら、実際に手を動かしてみましょう。

入院中のママは特に、家の状況が見えないため出産後のことも不安になりがちです。正期産となり退院したら、自宅はゴミの山…そんなことにならないように、仕事場でもある自宅を清潔に保つ必要もあります。

仕事場である自宅に大事な取引先を招くかのように、準備に取り組みましょう。

家庭にいる時間が長い分、「ありがとう。」「お疲れさま。」といった感謝の言葉をこまめにかける

職場において、「ありがとうございます。」「お疲れ様です。」といった言葉を口にしない人はいないでしょう。

それが舞台が家庭に変わり、相手がママになるやいなや、「男は感謝の言葉を口に出すのは苦手なんだ。何も言わずとも察してほしい。」となってしまう。ママにとっては悲しいことです。

ただ寝そべっているように見えるママですが、すべては自分との赤ちゃんを守るためです。人の一生を自分の身体一つで守らなければいけない役目は、どんな仕事も及ばない、尊い仕事です。

せっかく、リモートワークで自宅が職場となったのです。想像してみましょう。目の前に尊い仕事をしている人がいるというのに、感謝の言葉一つもかけられないようでは、いかがなものでしょうか。

ママにとって、パパのねぎらいの言葉ほど嬉しく、安静生活を支えてくれるものはありません。気取った言葉である必要はありませんし、単純な感謝の言葉であれば地雷を踏む恐れもありません。リモートワークで家庭にいる時間が長い分、意識して「ありがとう。」「お疲れ様。」という言葉がけを心がけましょう。

出産後も、ママに感謝しねぎらう言葉をかけてくれるパパは、家族から大切にされますよ。

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