切迫流産・切迫早産入院費をカバー!医療保険は引受緩和型がおすすめ!?

医療保険に加入するならば、妊娠前のタイミングがベストです。加入が遅れた場合、妊娠中でも加入できる保険はありますが、切迫流産・切迫早産診断後の加入はできません。

切迫流産・切迫早産入院と医療保険の関係を見ていきましょう。

切迫流産・切迫早産入院に備えた医療保険の魅力

切迫流産・切迫早産入院を金銭面から支える医療保険の魅力を見ていきましょう。

切迫流産・切迫早産入院の自己負担金をカバーして生活費を支える医療保険

医療保険を使えると、切迫流産・切迫早産入院中の自己負担金をカバーできます。

また、働くプレママは傷病手当金の支給があっても1日あたりの給料の2/3に収入が低迷します。医療保険がおりれば生活費をカバーできます。

さらに専業主婦のプレママの場合は傷病手当金の恩恵もないため、医療保険の存在意義が増すでしょう。

個室を希望する場合は、差額ベッド代の元手となる医療保険は強い味方

切迫流産・切迫早産入院中の出費や生活費に問題がない場合でも、差額ベッド代のかかる個室に入院する元手ができるのが大きいです。

大部屋はどうしてもプライバシーや生活音の問題がつきまとうため、長ければ数カ月間にも及ぶ入院生活となると、できるだけ過ごしやすい空間を選びたいと希望する人もいるでしょう。

しかし、高額医療保障の返金の対象外となる差額ベッド代がかかる個室は、1日あたり1万円以上に及ぶなど医療保険なしでは長期滞在が難しい金額となります。

もし今回医療保険が未加入でこうしたメリットに魅力を感じるならば、次回の妊娠の希望タイミングや、自分の妊娠歴に基づいた妊娠のしやすさ、切迫流産・切迫早産入院になりそうな可能性などを予想して、加入を検討するのもいいでしょう。

切迫流産・切迫早産の既往歴に左右されない、保障対象期間がない引受緩和型の保険もある

医療保険に加入する際、切迫流産・切迫早産の既往歴があると、補償対象外の期間が設けられます。保険によると思いますが仮に5年間保障対象外ということになると、保険が下りようになるまで5年間、月々の保険料を払い続けて、次回の妊娠を待つということになってしまいます。

切迫流産・切迫早産で管理入院が必要になるかどうかも分からない中、保障の対象期間だけを基準に次回の妊娠を計画するというわけにはなかなかいかないでしょう。

そこで、引受緩和型の保険を利用するという方法もあります。月々の保険料は高めになりますが、既往歴に関しての条件は緩く、保障対象期間に制限が設けられていない保険もあります。

早期に次回の妊娠をして、なおかつ切迫流産・切迫早産の管理入院となったときには、総額で支払う保険料の金額をおさえて、医療保険がおりることとなります。

プロに相談したい場合は、上記リンクより無料相談をご予約ください。オンラインもしくは自宅までファイナンシャル・プランナーが訪問してくれるため、急ぎであれば自宅安静中、または出産後の相談も気軽に可能な点が助かります。

医療保険、本当に必要?

切迫流産・切迫早産入院に備えた医療保険の加入については、一長一短あります。

もし今後の加入を検討している場合は、下記のポイントも踏まえて、パパとよく話し合って決めましょう。

必ずしも切迫流産・切迫早産入院となるとは限らない

切迫流産・切迫早産の既往歴があっても、次回の妊娠でも必ず繰り返すとは限りません。

また、切迫流産・切迫早産となったとしても、自宅安静レベルで済み入院生活を繰り返すとは限らないという点もあります。自宅安静では通院保障の範疇になるため、条件の話がまた違ってきます。

そのため、他の病気へ対応するためとして医療保険に加入するのは別の話として、次回の妊娠に備えた切迫流産・切迫早産入院用としての医療保険への加入は不要かもしれない、という考え方にもつながるのです。

切迫流産・切迫早産入院はある程度出費の見通しがつきやすい

切迫流産・切迫早産による入院生活の長さは人によりますが、間違っても年単位での入院ということにはなりません。期間を長めに見積もれば、前もって入院期間が予測しやすいという点があります。

再入院の可能性があるのも妊娠時のみなので、長い期間に渡って何度も再発して入院が必要となるような病気とは話が異なります。

また、高額医療保障で、医療費の多くは保障されます。年収によりますが、約370万~770万円の所得区分(目安)で見ると、自己負担限度額は80,100円+ (総医療費-267,000円)×1%となります。そのため入院となったとしても、月々の医療費も予測しやすいのです。

入院期間や回数、月々の医療費が見えていることで、個室など差額ベッド代がかかる部屋の希望もなく、パパの収入、貯蓄などで対応が可能という見通しがつくならば、保険への加入は必須ではないと考えることもできます。

傷病手当金や付加給付金といった働くプレママの保障も加味して考える

ママが働いており健康保険に加入して保険料を納めている本人である場合に受け取れる傷病手当金や、勤務先によって支給される付加給付金の保障は大変手厚いものとなります。

一定期間の収入の低迷で生活費や医療費が支払えないような事態にならなければ、医療保険に入らなくても致命的ではないと考えることもできます。

医療保険の恩恵を受けるまでの出費も考慮する

すんなりと計画通りに早期に妊娠すればいいですが、実際には次回の妊娠までどれだけの期間を必要とするか分かりません。

切迫流産・切迫早産入院用と思って加入した保険だと、妊娠まで時間がたてばたつほど、払い続ける保険料が高くなり損をしてしまうという考えにもつながります。

計画妊娠のスパンや、自分の妊娠歴に基づいた妊娠のしやすさなどから予測し、医療保険加入のメリットと天秤にかけて考える必要があるでしょう。

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医療保険に関する経験談

管理人は、1人目の妊娠以前から医療保険の加入を希望していたものの、夫が保険に懐疑的な姿勢だったため、なかなか重い腰を上げてくれませんでした。

ようやく「ほけんの窓口」に出向き加入にこぎつけようとしたときに、妊娠が分かり、担当者からは妊娠中でも加入できる保険をすすめられました。

しかし、20週であえなく切迫流産入院となってしまい、夫が単独でほけんの窓口に出向いたものの、加入できる保険はなく、とても悔しい思いをしました。

出産後、2人目の妊娠を希望していたため、反省し心を入れ替えた夫とともに再びほけんの窓口を訪れ、引受緩和型と通常の医療保険の2つに加入しました。通常の医療保険は切迫流産・切迫早産入院は既往歴ありとして5年間保障対象外だったので、切迫流産・切迫早産入院専用と考えて引受緩和型にも合わせて加入したのです。

想定より時間はかかりましたが、2人目を無事妊娠し、予想通り再び切迫早産入院となった際、引受緩和型の方の保険がおりました。

その後、2人目出産後に引受緩和型の保険を早々に解約したがっていた夫と対立しながらも、3人目の可能性を残して両方の保険に加入を続けました。

そして3人目は希望通り早期に授かり、やはり3度目の切迫早産入院になりました。今度は通常の医療保険の方も加入から5年以上たっていたので、ダブルで保険がおりました。3度の入院とも差額のない大部屋に入院していたため、出費もおさえられた上での保険はとても嬉しかったです。

3人目出産後、保険料の高い引受緩和型は解約しました。

#切迫流産切迫早産の恐れがある次回の妊娠対策