切迫早産でもマタニティフォトを諦めない!「寝相アート」のセルフ撮影で決まり!
切迫プレママの中には、スタジオでマタニティフォトを撮影する予定があった人もいるでしょう。切迫早産安静となってしまったために、一生の中でなかなかない姿を残せなかったと、悔しい思いをしているかもしれません。
しかし、希望が強ければ諦めずに挑戦してみましょう。もちろん、切迫早産を悪化させないよう、身体への負担をかけないことが大前提です。切迫早産入院中は安静度を踏まえて看護師に相談してから用意を始めましょう。
目次
マタニティフォトは「子どもに伝えたい姿」が大事
まずはマタニティフォトを残したい理由を掘り下げましょう。
「一生のうちに何度もない神秘の姿を残しておきたいから」という理由は大きいと思いますが、「子どもに伝えたい姿を残す」という意義が大きいと考えます。
管理人のマタニティフォトは、いずれも切迫入院中に撮影した、おしゃれでもなんでもないマタニティパジャマ姿で、ノーメイクで髪はボサボサ、お腹だけが出ていて顔色は悪く、地獄絵図の餓鬼のような姿のものです。特に1人目のときはマグセントを投与していたため、点滴や心電図の管につながれた重病人のような状態の写真でした。背景も病院の粗末な設備で、気の利いた小物も何もありませんでした。
しかし、自分の中では最高のマタニティフォトであるという思いがあります。なぜなら、「子どもに伝えたい姿を残す」という目的が達成されたからです。
切迫早産の経験は、いずれ子どもに伝えたいと考えています。そのときに必要なのは、美しい衣装をまといメイクを施した妊婦の姿でもなく、お金をかけて凝ったセットで撮影した写真でもありません。
不安で不自由な日々を乗り越え、世界にただ一人の自分の無事な出産を願いに願っていた母親がいるということを伝えられるマタニティフォトは、ただそれだけで美しいと言えるのです。切迫早産の安静中にも無理なく撮影が可能でしょう。
切迫早産安静中のマタニティフォトは背景を工夫した「寝相アート」がカギ
とはいえ、ある程度は整ったマタニティフォトを残したいという希望はあるでしょう。そこでおすすめなのが、安静体勢を真上から撮影する「寝相アート」です。
「寝相アート」は背景を作って赤ちゃんを置き、真上のアングルから撮影するものです。まだおすわりができない赤ちゃんでも、これならばバラエティに富んだ写真撮影が可能となります。
寝たきりの切迫プレママも、おすわりができない赤ちゃんと同じと考えられます。背景の上に横向きで寝転がり「寝相アート」として撮影すれば、安静を守りながら凝った背景に身を置き、さらに大きくなったお腹も上手く撮影することが可能になります。
切迫プレママが寝転がるとなると、赤ちゃんより大きな背景が必要になります。ここでおすすめなのが、自宅のカーテンを使う方法です。カーテンを取り外してベッドに敷き、切迫プレママがお腹を出して横向きに寝るだけで、基本的な構図が出来上がります。自宅安静の場合は床に敷いてもいいでしょう。
この機会におしゃれな柄のカーテンを購入してもいいでしょうし、レースカーテンなどシンプルなデザインでもいいでしょう。
あとはよく花見の席などに使うシンプルな青いシートもおすすめです。そのシートを青空に見立てれば、空を飛んでいるかのうような構図が可能となります。サイズも大きいものが手に入りやすいでしょう。
切迫早産入院中でも、パパに頼んで持ってきてもらい、トイレに行ったついでにベッドにサッと敷くことは可能でしょう。ただし、安静度が高く排便排尿もベッド上で行っているような場合は控えましょう。必ず医師や看護師に相談の上、試みるようにしてください。
小物は入院グッズでもOK。週数を表現するなど個性を表現したマタニティフォトを
背景が決まれば、あとは小物です。おすすめなのは、100均グッズです。セリア、ダイソーなどでは季節物の小物をよく売り出しているため、真上からのアングルで映えそうな小物をいくつかパパに頼んで調達してもらいましょう。浮き輪、造花、ハロウィンの小物など、なんでも構いません。
背景が青いシートならば、綿を用意すれば安静にしながら雲の間を自由に飛んでいるかのようなアートが可能ですし、バスタオルなど家にあるもので「30w」など到達できた週数を表現するのも切迫プレママアートとしておすすめです。
切迫入院中でなかなか物資の調達が難しい場合は、歯ブラシなどの入院グッズを使い、切迫早産入院を示唆する個性ある小物と見立てて使うのもいいでしょう。
切迫妊婦の衣装チェンジは無理せず、画像加工アプリを活用する
衣装チェンジやメイクなどは、切迫早産安静中は負担となる動作を伴いますので、マタニティフォトのために無理するのは好ましくありません。
そこで、「LINE Camera」など優れた画像加工アプリを活用しましょう。撮影後にスタンプでカバーするなどアーティスティックに編集すれば、切迫プレママの衣装やメイクはほぼ問題とはなりません。いつものマタニティパジャマ姿のままで構わないでしょう。
また、切迫早産入院中は床ではなくベッド上での撮影になるので、写真におさまる範囲すべてに背景を敷けません。その場合も、画像をトリミングしてフレームなどを工夫して当てはめることで、不自然ではないマタニティフォトができあがります。
比較的簡単に誰でもフォトジェニックな写真を残せる時代になったのは追い風と言えるでしょう。
撮影はパパに頼んだり、自撮り棒を使用する
撮影はパパに頼むといいでしょう。パパが椅子の上に立ち、できるだけ真上のアングルから全体がおさまるように撮影するのがポイントです。
切迫早産入院中でなかなかパパの手を借りられない場合は、自撮り棒を持ってきてもらい、自ら撮影するのもいいです。
もし頼みやすい看護師がいる場合は、撮影を依頼してもいいでしょう。ただし、椅子の上に立つなどの依頼は迷惑なので控えましょう。また、業務の妨げにならないように、短時間でお願いしましょう。
心おきなく撮影したい場合は、正期産後が最適
通常のスタジオでのマタニティフォト撮影では、安全面から臨月より以前の撮影が推奨されます。しかし無理のない寝相アート方式であれば、正期産後にセルフで撮影が可能になります。
切迫早産入院中の撮影は壁を感じるという場合や、安静度が高く予断を許さない状況だった場合は、決して無理をせず正期産に到達した後に、自宅での撮影を試みましょう。
正期産までもつか不安な場合は、なんでもいいのでとりあえずお腹が入った写真を残しておけば、「子どもに伝えたい姿を残す」という目標は達成です。
撮影した切迫早産安静マタニティフォトの使い道
撮影したマタニティフォトは子どもに見せるまでデータとして保管したり、記念にプリントアウトして家に飾るのもいいでしょうし、インスタグラムなどにアップしてコミュニケーションの手段としてもいいでしょう。
せっかくの記念なので、赤ちゃんの写真と合わせて保存・活用の方法も考えておくといいでしょう。
変わり種では、写真素材として販売するという方法もあります。マタニティの寝相アートという、未知の分野を切り開いてみるのはいかがでしょうか。
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